ヘルニア症状原因と予防

横隔膜ヘルニア症状の中で、外傷性・ボックダレック孔・傍胸骨孔ヘルニアの症状についてですが、外傷性横隔膜ヘルニアの多くは、怪我などと一緒になっているため、どこまでが外傷性横隔膜ヘルニアの症状なのか見極めにくいという特徴があります。

外傷性横隔膜ヘルニアの代表的な症状として、吐き気や嘔吐、ショック症状、呼吸困難などが引き起こされ、見過ごして良いものではありませんので、きちんと医療機関で診てもらうことが重要となります。

ボックダレック孔ヘルニアの特筆すべき症状は、横隔膜の動きが妨げられることにより引き起こされる呼吸困難があります。

胎児の時に酸素がへその緒から供給されているため問題ないのですが、生まれますと自ら呼吸を行わなくてはいけませんので、誕生後すぐ呼吸困難を招くことがありますし、お腹にスムーズに空気が巡らないため、凹んだ状態になっています。

臓器が飛び出していることにより、肺が圧迫を受けていますので、肺の生育不良や疾患を生じている場合もあり、緊急処置を施さなくてはいけません。

傍胸骨孔ヘルニア症状は、目立った症状が起きず、患者自身に自覚がないことがありますが、自然治癒をするというわけではありませんし、呼吸困難や危険な症状を引き起こす場合がありますので、気づいた時点で手術することをおすすめします。

横隔膜ヘルニアの症状関連ページ

横隔膜ヘルニアの種類

横隔膜ヘルニアは外傷性と非外傷性とがあり、外傷性横隔膜ヘルニアは、横隔膜が裂けてしまうことで、横隔膜で仕切られていた臓器が飛び出してくる状態です。

横隔膜ヘルニアの原因

横隔膜ヘルニアのうち、ボックダレック孔ヘルニア、傍胸骨孔ヘルニア、外傷性横隔膜ヘルニアの原因ですが、まずはボックダレック孔ヘルニアの原因とされるものが、幼児が母親の胎内にいるときには横隔膜が作られ、胸とお腹が横隔膜により区切られますが、一定の原因で横隔膜が十分に区切られないことがあげられます。